国際景徳鎮試験場

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太陽に灼かれて

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三部作第一作目、太陽に灼かれて

今日は映画の紹介です。

ミリタリーや共産主義の好きなアマゾンのレビュアーとかは参考にされず、あくまで人間ドラマとしてみてください。

景徳鎮でも、私達の世代はこの映画と同じような体験をしています。

私達の今の発展は多くの有名無名の人々の慟哭の礎があって成り立っています。

トップ絵付師や社長連中の子供の頃は文化大革命やその前の大躍進政策の真っただ中でした。

ある絵師の暗い影は両親の不仲にありました。

友人の母親の父親は国民党の将軍でした。

一家は造反危険分子として弾圧を受け、唯一生き残る道として示されたのが

彼女の母親が極貧の農民と結婚することでした。

歴代の知識人階層出身で将軍の娘が、文字も読めない魯迅の小説の「阿Q」のような

立場の人間と社会から結婚を強制されたのです。

「愛情も共通言語も無い」とは周囲のため息交じりの言葉です。

しかしそうしなければ一家全員、学習班とは名ばかりの収容所送りか

なぶり殺しにされます。

私は日清戦争満州事変以来の我が家とかの国の人々との歴史から中国との友好を負わされて生きてきた感がありますが、同胞、隣人から受ける傷の深さにこればかりは、傍観するしかなく、国内での市民同士の相互不信が中国の最も懸念すべき問題だと観察しています。

映画はロシア革命の英雄で粗野な主人公とフランス語で会話する旧上流家族からなる幸せに見えた家庭が、ある夏の日スターリンの粛清で突如として崩壊します。

無邪気な幼いナージャの悲劇のさなか何も知らずに歌う「疲れた太陽」が悲劇の深刻さを一層深めてトラウマになりそうな映画です。

しかし、もし、本当に景徳鎮を理解したいという方がいらっしゃれば

どうぞ、今の私達の礎と同じ出来事がこの映画で追体験できますのでご覧ください。

景徳鎮の現在の成功者は挙人家系や豪商、地主、知識人階級の出身者がほとんどです。

本来の能力から復権を果たしたのです。

まぎれもなく過去の弾圧のトラウマを引きずって成功のバネにしてきた人々です。

 

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